
「いのち」と響き合う「住まい」へ
土、光、風、生き物たち、歴史、記憶・・・
その土地に「あるもの」が活きる設計は、いかにして可能か。
近代の「建築」を未来に向け更新する、画期的対話。
――本文より――
堀部:
アーキテクチャーを正確に訳せば、「何とか道」ではないか、という話なんです。茶道、華道、柔道、武士道のような。そうなると建築の見え方が変わってくると思うんですね。
中島:
人間の「自力」を自然に押しつける産物になっていってしまっているのが、現在の建築かもしれません。おそらく堀部さんは、その真逆の方向を向いて建築を進めていこうとされる。
目次
第1章 土木に宿る救済思想
第2章 パッシブデザインと利他
第3章 住まいの重心を下げる
第4章 建築という「道」
第5章 未来のために建築ができること
(出版社HPより)
著者:堀部安嗣 中島岳志
発行:ミシマ社
※ブログでも紹介しています。
https://sarusuberi-to-taiyo.hatenablog.jp/entry/2025/06/19/202241